2017.02.03 インフォメーション
平成29年1月31日(火)炊飯シミュレーション実習を実施しました。
今回は、薪を使った野外炊飯シミュレーションを実施しました。
昨年校内で切り出した木材を約1年乾燥させて燃料にしました。
意外に思われるかもしれませんが、山に生えている生木は含水量が高すぎてすぐには使えません。また、最近薪割りすることも少なくなりました。
ということでまずは薪割りから、あえて大きめで乾燥させた木材を細かくしてもらいます。斧を初めて使う学生もいましたが、使いやすい大きさに出来ました。
途中、学生のへっぴり腰を見るに見かけた職員のアドバイスも入ります。
そんな和気藹々の中、意外にもすんなりと点火成功!
グループに分かれて調理した食材を投入しました。
ちなみに調理では、包丁さばきが手慣れている職員のアドバイスのもと学生は普段使わないであろう里芋の皮むきに奮闘してました。
狙いとしてはどちらの作業も、周りとコミュニケーションをとることを重要視しています。(大成功!)
作っている料理は「芋煮」里芋は糖質とともに食物繊維も豊富です。
また、具材が大きいため保温効果も期待され、寒い時期に適しています。
煮込んでいる間に、ロープワーク講習も実施しました。
間延びする時間をいかにうまく活用するかが、体験イベントでは重要になります。簡単な8の字結びをマスターしたら、希望者には校舎からの降下体験をしてもらいました。希望者のみですが、ロープを使った降下を実践。
垂らされたロープだけでは簡単に降りるの難しいことを実感できたかな。
そうこうしてる間に、芋煮が完成!
失敗する要素が少なく、おいしく出来上がりました。
うーん美味しい♬
試食の後は、担架搬送。
体重の重い学生に乗車してもらったので6人がかりでも重い。
では持ち上げるには?ということでロープを使って引き上げてみました。
何も工夫しなければ、頑張っても10cmほどしか持ち上がりません。
(かなり重いから・・・・)
そこで、動く滑車を投入しZ-Rigと呼ばれるシステムを構築!
すると・・・・、女の子でも数人で引き上げられました。
みんな関心してましたが、実は原理を理科で習ってるはずですよ(^皿^)
何にせよ、身を以て体験することで映画やドラマのヒーローように簡単に人を持ち上げたり飛び降りたり、サバイバルしたりすることができないことがわかってもらえたかと思います。
これをふまえて、いざという時自分は何ができるのか考えてみてください。
今回、私が目指す備災・減災力の育成方法を実践してみました。
コミュニケーションをとりインパクトのある方法を用いて備災・減災力を育成していきたいと考えております。
生命科学科 大杉 忠則
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